業界最大の連盟IBJに加盟する4,797社の結婚相談所が、同じ109,712名に申し込んでいます。単純に割れば、1社あたりの会員は23人ほどです。
仲人型結婚相談所とは、担当の仲人が付いて、相手探しからお見合いの日程調整、交際中の相談までを人の手で行う形式の結婚相談所です。ただし各社が掲げる「会員数◯万人」は、その相談所が集めた人数ではありません。加盟している連盟の人数です。
仲人型を名乗る相談所を、私自身が運営しています。その立場から書きます。
諏訪義久(すわ よしひさ)|フォーマリッジ代表
婚活アドバイザー(仲人士)。日本仲人協会「カリスマ仲人士100」選出、年間成婚優秀賞8年連続受賞。マクドナルド本社で20年間の勤務を経て独立。自身も社内結婚の経験を持つ2児の父。
仲人型の結婚相談所を調べていると、比較サイトが並べているのはたいてい「会員数」と「成婚率」と「料金」です。会員数10万人の相談所と3,000人の相談所があれば、多いほうがよく見えます。
ところが仲人型では、その比べ方があまり役に立ちません。会員数10万人と3,000人の差は、あなたが会える相手の数の差ではないからです。
効いてくるのは、相談所の看板ではなく、その裏にある連盟と、担当になる仲人本人です。
仲人型結婚相談所とは、相手探しから交際まで人が伴走する形
仲人型とは、担当者が付いて、相手探し・お見合いの調整・交際中の相談までを人の手でやる形式の結婚相談所です。
結婚相談所は、サービスの作りでおおまかに3つに分かれます。違いは、誰が相手を探し、誰が断りを伝えるかです。
| タイプ | 誰が相手を探すか | 断りを誰が伝えるか |
|---|---|---|
| 仲人型 | 担当の仲人が提案する | 仲人どうしが代わりに伝える |
| データマッチング型 | システムが抽出し、自分で選ぶ | システム経由で伝わる |
| オンライン型 | 自分で検索して申し込む | システム経由で伝わる |
この分け方は目安です。実際には大手の多くがデータ検索と担当者サポートの両方を持っていて、自社を「ハイブリッド型」と呼ぶこともあります。仲人型かどうかは看板ではなく、担当者がどこまで手を動かすかで決まります。
「仲人型結婚相談所おすすめ◯選」を読むときに注意すること
仲人型を調べると、まず「おすすめ8選」「大手12選」といった記事が出てきます。読むなとは言いません。ただ、あの表には落とし穴が3つあります。
- 大手と個人が同じ表に並ぶ:後述しますが、この2つは同じ「仲人型」でも中身がかなり違います
- 加盟している連盟が書かれていない:会える相手を決めているのは連盟なのに、そこはたいてい省かれています
- 会員数が横並びで比較される:連盟の人数を相談所の実力のように見せてしまいます
順位そのものより、その相談所がどの連盟に入っていて、担当が何人を見ているかのほうが、入会後の体験を左右します。加盟連盟まで載せている比較表は多くありません。ですから、ああいう記事を読むときは順位ではなく、そこに書かれていない加盟連盟を自分で調べるつもりで見てください。
仲人型の「会員数◯万人」は、相談所ではなく連盟の数字
仲人型の相談所が掲げる会員数のほとんどは、加盟している連盟の会員数です。相談所が自力で集めた人数ではありません。
仲人型の相談所、とくに個人や少人数で運営しているところは、連盟と呼ばれるネットワークに加盟しています。連盟は会員データベースを持っていて、加盟した相談所はそのデータベースを通じて他の相談所の会員にもお見合いを申し込めます。
連盟としては国内最大規模のIBJは、公式サイトでこう書いています。
出会える会員様のデータベースは共通ですが、サポート方針や雰囲気は各相談所によって異なります。
IBJ(日本結婚相談所連盟)公式サイトより
ここが分かれ目です。同じ連盟に加盟している相談所なら、どこに入会しても、出会える相手はほぼ同じということになります。違うのは、その相手をどう見つけてもらえるか、どう支えてもらえるかです。
ただし、すべての連盟がまったく同じ作りではありません。連盟によっては、自社会員への申し込みを優先する運用や、他の相談所の会員への申し込みに条件を設けている場合があります。だからこそ、加盟連盟を聞いたうえで「その会員に自由に申し込めるのか」までセットで確認する意味があります。

大手が掲げる会員数は、加盟・提携するネットワークの合計で示されている
会員数の正体が連盟だという話は、大手の公式サイトを読むとはっきりします。
パートナーエージェントは「業界最大級の会員数 192,000人」と掲げています。公式サイトには内訳も明記されていて、コネクトシップ25,000名、スクラム67,000名、IBJ100,000名の合計とあります(2025年9月18日時点、パートナーエージェント公式サイト)。
コネクトシップとスクラムは、相談所どうしが会員を紹介し合うための仕組みです。このうちコネクトシップは、パートナーエージェント自身が運営元となっているプラットフォームで、同社の会員もこの25,000名に含まれています。つまり192,000人は、自社の会員を含む3つのネットワークの合計です。会員が実際に申し込める相手の母数を示すという意味では、この出し方には理由があります。
仲人型の大手として名前が挙がるムスベルも、IBJ・BIU・TMS・JBUの4連盟に加盟しています(ムスベル公式サイト)。紹介できる相手を増やす方法として、複数の連盟に入るという手をとっています。
どちらも嘘ではありません。実際にその人数に申し込めます。ただ、192,000という数字が測っているのは、その相談所が何人集めたかではなく、どのネットワークにつながっているかです。集客力の指標として読むと、読み違えます。
そしてネットワークが違えば、会える相手も変わります。原則として、IBJに加盟している相談所から日本仲人協会の会員に申し込むことはできません。両方に加盟している相談所であれば、どちらにも申し込めます。連盟は、相談所の格ではなく、あなたが立つ市場そのものです。
連盟を並べると、1相談所あたりの会員数が見えてくる
主要な連盟の公表数字です。右端は、会員数を加盟数で割った単純計算になります。
| 連盟 | 会員数/加盟数 | 1件あたり |
|---|---|---|
| IBJ | 109,712名 /4,797社 | 約23人 |
| TMS | 68,406名 /1,422店 | 約48人 |
| BIU | 21,516名 /635社 | 約34人 |
| 日本仲人協会 | 7,000名近く /約1,000名 | 約7人 |
※数え方は連盟ごとに違います。IBJ・TMS・BIUは法人単位、日本仲人協会は婚活アドバイザー(個人)と結婚相談所(法人)を合わせた数です。基準日も揃っていません(IBJは2026年6月末、TMSは会員数が2026年7月で加盟数は基準日の記載なし、BIUは2025年1月、日本仲人協会は記載なし)。BIUの21,516名は提携先を含まない自連盟の数字で、うち18,637名が「活動中」(交際中・休止を除きお見合いを申し込める状態)です。同じBIUの公式サイトには、提携するJBA・デンファレ・ノッツェを含めた約61,000名という数字も併記されています。IBJとTMSの数字には活動中かどうかの区別がないため、実際に申し込める人数はこれより少なくなります。
右端を見てください。単純に割ると、1件あたりの会員数は数十人以下という規模になります。
ただしこの平均は、そのまま実態とは読めません。数百人を抱える大手の直営店もあれば、担当会員が5人という個人の仲人もいます。平均を押し上げているのは前者で、真ん中に位置する相談所はもっと少ないと考えるのが自然です。
連盟には、開業したばかりで会員がまだいない相談所も、本業のかたわらで運営している相談所も含まれます。それでも成り立ちます。連盟のデータベースがあるからです。
会員から見れば、小さな相談所に入っても申し込める相手は変わりません。相談所の規模と、出会える人数は比例しない。ここが仲人型のいちばん特殊なところです。
同じ会員に会えるのに、成婚料は0円から50万円まで開く
同じ連盟に加盟し、同じ会員データベースを使っていても、料金は相談所ごとにまったく違います。とくに開きが大きいのが成婚料、つまり相手が決まって退会するときに一度だけ払う成功報酬です。
私が加盟している日本仲人協会は、婚活アドバイザーと結婚相談所を合わせて全国で約1,000名が加盟し、会員は7,000名近くという規模です。この協会は、加盟している仲人が自分で料金を決められる仕組みになっていて、公式サイトが会員向けに公表しているレンジがこちらです。
| 費目 | 協会内のレンジ | 平均 |
|---|---|---|
| 入会時費用 | 0円 〜 5万円 | 約2万円 |
| 月会費 | 0円 〜 15,000円 | 約5,000円 |
| 成婚料 | 0円 〜 50万円 | 約20万円 |
同じ7,000名に申し込める権利を持ちながら、成婚料は0円から50万円まで開いています。入会する相談所を変えても、会える相手は変わりません。変わるのは払う金額と、受けられるサポートです。
ここで自分の話を書きます。私の相談所フォーマリッジの料金は、入会金50,000円、システム登録料10,000円(2年ごとの更新)、月会費15,000円、お見合い料0円、成婚料500,000円です(いずれも税別。税込では入会金55,000円・登録料11,000円・月会費16,500円・成婚料550,000円)。
上の表と見比べてください。月会費も成婚料も、協会が示すレンジの上限そのものです。入会時にいただく金額も、入会金と登録料を合わせると60,000円になり、協会が示す入会時費用の上限を超えています。協会内で高いほうの部類、というより、いちばん高い側に置いています。
高いと感じた方は、その感覚のままでいてください。同じ7,000名に申し込めるのですから、上限の料金を取るなら、そのぶん何が違うのかを説明できないといけません。説明できない相談所に払う理由はない。それは私の相談所にも、そのまま当てはまります。
読者にとって大事なのは、同じ連盟の中でも、料金は仲人が決めているという事実のほうです。連盟のブランドで料金が決まっているわけではありません。
仲人型の費用は28万〜92万円|同じ連盟でも2倍以上開く
相場を1本の数字で出しても、あまり意味がありません。同じ連盟の中で総額が2倍以上に開くからです。実際に計算します。
比べるのは、協会の平均どおりに設定している相談所と、上限側にいる私の相談所です。どちらも同じ7,000名に申し込めます。
| 活動の結果 | 協会の平均 | フォーマリッジ (筆者) |
|---|---|---|
| 1年で成婚 | 28万円 | 74万円 |
| 2年で成婚 | 34万円 | 92万円 |
| 2年活動して 成婚せず退会 | 14万円 | 42万円 |
一番下の行を見てください。2年やって決まらなかった場合、私の相談所では42万円が手元に残らない計算になります。成婚料は成婚しなければ発生しませんが、それまでの月会費は戻りません。
この行を出すかどうかは迷いました。自分の商売にとって、いちばん都合の悪い数字だからです。ただ、費用を総額で見ろと書いておきながら、うまくいった場合の数字しか出さないのは筋が通りません。
同じ7,000名に申し込みながら、総額はこれだけ開きます。仲人型の費用に「相場」を出しても薄いのは、このためです。
比べるときは、月会費だけを見ないでください。初期費用・月会費・お見合い料・成婚料を、想定する活動期間で合計した金額が実際に払う額です。
なかでも見落とされやすいのがお見合い料で、これはお見合いが1回成立するたびに発生する費用です。0円の相談所もあれば、1回ごとに設定している相談所もあります。
回数に比例する唯一の費目なので、お見合いを重ねる人ほど効いてきます。月に何回か組める時期が続けば、月会費より大きくなることもあります。金額は相談所ごとに違うので、上の表のような総額を自分で出すときは、「お見合い1回につきいくらですか」を必ず聞いて、想定回数を掛けてから比べてください。
複数の相談所を並べるときは、税の扱いにも注意してください。公式サイトの表示が税込の社と税別の社が混ざっています。ここで挙げた金額はすべて税別なので、比べるときはどちらかに揃えてから見比べてください。
成婚までの流れを決めているのは、相談所ではなく連盟
仲人型の活動の進み方は、入会した相談所ではなく、その相談所が加盟している連盟のルールで決まります。
まずIBJの場合、入会から成婚までの流れは公式サイトでこう説明されています(2026年8月確認時点)。
- 入会:無料相談を経て契約。独身証明書などの必要書類を提出します
- プロフィール作成・写真撮影:申し込まれる数がここでほぼ決まります
- お相手探し・お見合い:システムを通じて申し込み、成立したら1時間ほど会います
- 仮交際(プレ交際):相性を確かめるお試し期間で、同時に複数人と交際することが認められています。目安は1ヶ月〜1ヶ月半
- 真剣交際:1人に絞ります。ここから他の申し込みは止まります
- プロポーズ・成婚:IBJの加盟相談所では「成婚=婚約」と定義されています
仮交際で複数人と会えることも、真剣交際に進んだら1人に絞ることも、相談所が独自に決めたルールではありません。連盟の決めごとなので、同じ連盟の相談所ならどこに入っても同じです。
そして連盟が違えば、この流れ自体が変わります。私が加盟している日本仲人協会には、そもそも仮交際という段階がありません。公式サイトにも「仮交際というシステムは存在しない」と明記されていて、交際が成立した時点から真剣な交際が始まる、という考え方をとっています。交際相手は原則1人です(日本仲人協会公式サイト)。
同じ「仲人型」でも、IBJなら複数人と並行して会いながら見極める前提、日本仲人協会なら1人ずつ向き合う前提です。どちらが良いかではなく、自分がどちらで動けるかの問題です。並行して会うのが落ち着かない人もいれば、1人に絞るのが早すぎると感じる人もいます。
お見合いの進め方にも違いが出ます。日本仲人協会では最初の15分ほどを婚活アドバイザーが同席して会話をサポートし、慣れてきたところで二人にする形をとっています。人見知りの方には、この15分があるかないかは小さくない差になります。
連盟を確認する意味は、会える人数だけではありません。入会したあと、自分がどういうルールの中で動くことになるのかが、そこで決まります。
期間の目安も出ています。IBJが公表している成婚者の在籍日数は、男女を合わせた中央値で約9ヶ月です(IBJ(日本結婚相談所連盟)公式サイト・2026年8月確認時点)。半数の人が9ヶ月より短く、半数がそれより長くかかっている、という読み方になります。
費用を計算するときは、この9ヶ月を最低ラインの目安にしてください。1年で決まる前提の総額と、2年かかった場合の総額では、どちらの相談所が安いかが逆転することもあります。
大手と個人の仲人型を6項目で比較|同じ看板でも別物
仲人型とひとくくりにされますが、大手の仲人型と個人経営の仲人型は、買っているものが違います。
比較サイトの「仲人型おすすめ◯選」には、大手も個人も同じ表に並びます。ところが実際に入会すると、体験はかなり違います。
| 比較する点 | 大手の仲人型 | 個人・少人数の仲人型 |
|---|---|---|
| 担当者 | 組織の一員。異動や退職で変わることがある | ほぼ代表本人。最初から最後まで同じ人 |
| 担当変更 | 申し出れば別の担当に変えられることが多い | 相談所ごと変わる(=再入会)ことになりやすい |
| サポートの質 | 研修とマニュアルがあり、下振れしにくい | 仲人の力量に直結し、上下の幅が大きい |
| 会員データベース | 自社会員+連盟会員。複数連盟に入る社もある | 加盟している連盟の会員 |
| 料金 | 社として統一。初期費用が高めになりやすい | 仲人が設定。0円に近い所から大手超えまで幅がある |
| 店舗 | 主要都市に店舗があり対面しやすい | オンライン中心のことも多い |
どちらが優れているという話ではありません。大手は下振れしにくく、個人は当たったときに強いという性質の違いです。
大手と個人、どちらを選ぶべきか。婚活が初めてなら大手、うまくいかない原因に見当がついているなら個人です。前者は担当を替えられるぶん事故が少なく、後者は細かい事情を毎回説明し直さずに済みます。
迷うのは、その中間にいる方だと思います。アプリや他の相談所で動いてはきたけれど、うまくいかない理由が自分でも分からない。この場合は大手から始めるほうが安全です。理由は単純で、原因が分からない段階では、担当と合うかどうかも判断できないからです。替えられる状態から始めて、見立てが固まってから動くほうが、やり直しの費用がかかりません。
大手のほうを選ぶなら、候補はそれほど多くありません。比較記事を開いたら、料金の前に加盟連盟から確認してください。ここまで読んだ方には、そこがいちばん効きます。
個人の仲人には、こういうまとまった一覧がありません。比べる材料が公開されていないぶん、見極めは次の章の4つの質問でやることになります。
仲人型のメリットとデメリット、そして向き不向き
楽になるのは3つ、重くなるのは2つ。はっきり分かれます。楽になるのは、探すこと、日程を調整すること、断ること。重くなるのは費用と、人との相性です。
メリットは、断る連絡を自分でしなくて済むこと
仲人型のいちばん大きな効用は、感情の負担を外に出せることです。
- 相手を探す手間がなくなる:条件に合う人を仲人が拾って提案してくれるので、毎晩スマホで検索しなくてよくなる
- 日程調整を代わってもらえる:お見合いの場所や時間の連絡は仲人どうしが行うため、相手と直接やりとりする前に会える
- 断る・断られるが直接届かない:交際を終える連絡は仲人経由になるので、気まずさを自分で引き受けずに済む
- うまくいかない理由を聞ける:お見合いが続かないとき、第三者から見た理由を教えてもらえる
3つ目が効きます。婚活で脱落する理由の多くは、条件が合わないことよりも、断られ続けて気持ちが折れることのほうです。そこに人が挟まっているだけで、続けられる期間が変わります。
デメリットは費用の高さと、仲人を選び直しにくいこと
弱点もはっきりしています。
- 費用が3タイプの中で最も高くなりやすい:人が動くぶんが料金に乗ります
- 仲人との相性が結果を左右する:提案される相手も、アドバイスの内容も、担当が誰かで変わる
- 個人の相談所では担当を替えられない:合わないと感じたとき、退会して別の相談所に入り直すことになる
- 自分のペースで進めにくいことがある:活動の期限や、月に何件申し込むかの目安を設けている相談所もある
3つ目は、仲人型の構造上どうしても残るリスクです。大手なら担当変更の相談ができますが、代表がひとりで運営している相談所では、担当を替えることは相談所を替えることと同じになります。入会前の面談で相性を確かめる作業が、他のタイプよりも重いのはそのためです。
仲人型が向いている人と、やめておいたほうがいい人
向き不向きは、年齢でも年収でも決まりません。分かれるのは、人の意見を一度受け取れるかどうかです。仲人型は誰に向くか。人の指摘を受け入れて動ける人ほど、支払った費用に見合います。
- アプリで疲れた人:やりとりが続かない、会っても進まないという段階で止まっている
- 異性と接する機会が少ない環境にいる人:職場や生活圏に出会いがなく、自力では母数が増やせない
- 理由を聞き返せる人:写真を撮り直しましょうと言われたときに、なぜですかと聞ける人
- 時間を買いたい人:仕事が忙しく、探す作業に時間を割けない
3つ目が分かれ目です。素直でも反発でもなく、理由を確かめてから動くタイプが伸びやすい傾向にあります。その場で頷いて何も変えない方は、担当が誰でも結果が変わりにくくなります。
逆に、連絡や提案そのものが負担になるタイプの方には勧めません。活動そのものが止まりやすくなります。
いまはまだ相場を眺めたいだけ、という段階の方は、入会しないまま無料カウンセリングだけ使ってください。会員の年齢層や、自分の条件で何人ヒットするかを、その場で見せてもらえるところもあります。入会条件を満たしているかどうかも、たいていはその場で確認してもらえます。手ぶらで行って構いませんが、年収証明や独身証明書を何通そろえることになるのかを先に聞いておくと、当日の話が早く進みます。
入会前にこの4つを聞けば、仲人型選びで大きく外さない
無料カウンセリングで次の4つを聞くと、その相談所の実態がほぼ分かります。
①どの連盟に加盟していますか(会える相手の範囲が決まる)
会員数を聞くより、こちらのほうが正確です。加盟連盟が分かれば、出会える母数も、その連盟に集まっている人の年齢層も一度に分かります。聞き方はひとことで済みます。「どちらの連盟に入っていますか」。
あわせて、その連盟の会員に自由に申し込めるのか、それとも所属相談所の会員が優先なのかも確認しておくと確実です。
もうひとつ。連盟の会員は都市部に偏っています。TMSが公表している地域別の登録会員数を見ると、関東27,127名・関西16,604名・中部11,614名で、上位3エリアだけで登録会員68,406名の8割を超えます(TMS公式サイト・2026年8月確認時点)。同じ連盟に加盟していても、地方では条件に合う相手の実数が都市部より少なくなります。無料相談では「自分の条件と希望エリアで、いま何人ヒットするか」をその場で検索してもらってください。連盟名だけでなく、この実数を見せてもらうのが確実です。
②担当者は何人の会員を見ていますか(サポートの密度が決まる)
仲人型の価値はサポートの密度で決まるので、1人の担当が何人を抱えているかは核心です。数十人を1人で見ている場合と、10人程度に絞っている場合では、返信の速さも提案の細かさも変わります。
質問しにくければ、「連絡は何日以内に返ってきますか」と聞き方を変えても、だいたい同じことが分かります。
③成婚の定義は何ですか(成婚料が発生する条件が決まる)
成婚の定義は連盟によって違います。IBJの加盟相談所では「成婚=婚約」と定義されていますが、結婚式を挙げた時点とする考え方もあり、どこで発生するかは契約次第です。
さらにIBJは、婚約そのものだけでなく、それと同等の成果があった場合も成婚として扱うと公表しています。みなし成婚と呼ばれるものです。
- 結婚の口約束
- 宿泊、または宿泊をともなう旅行
- 婚前交渉
- 同棲
- 交際期間を延長し、通算6ヶ月を経過した場合(交際期間は原則3ヶ月)
2つ目と3つ目を見てください。IBJはさらに「お二人で外泊や旅行に行かれた場合、または婚前交渉の事実が明白になった場合は、成婚のご意思の有無にかかわらず、成婚とみなし、成婚退会手続きを行っていただきます」と明記しています。本人が成婚と思っていなくても成婚として扱われる場合があるということです(IBJ公式サイト・2026年8月確認時点。連盟や相談所によって扱いは異なります)。
最後の6ヶ月についても、誤解のないように書いておきます。IBJでは交際期間が原則3ヶ月で、延長して通算6ヶ月を超えた場合が判定の基準に置かれています。交際が6ヶ月続いた日に、自動的に成婚料が請求されるという意味ではありません。ただ、交際が長引きそうなときは、黙って引き延ばさずに相談所へ相談してください。
何をもって成婚とし、そのときいくら払うのかは、契約前に書面で確認してください。ここを曖昧にしたまま入会すると、いちばん気持ちよく終わりたい場面で揉めることになります。
なお、成婚に至らずに退会する場合、成婚料は発生しません。ただしそれまでの入会金と月会費は戻らないので、決まらなかった場合の総額も先に計算しておいてください。
あわせて、途中でやめるときにいくら返ってくるかも聞いておいてください。
結婚相手紹介サービスは、契約期間が2ヶ月を超え、金額が5万円を超える場合、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。仲人型の相談所は、ほぼこれに該当します。
この場合、契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリングオフができます。それを過ぎた後の中途解約でも、相談所が請求できる金額の上限は法律で決まっていて、青天井にはなりません(消費者庁 特定商取引法ガイド(2026年8月確認時点))。
無料カウンセリングでは「途中でやめる場合、返金はどうなりますか」と聞いてください。ここを自分の言葉で説明できない相談所は、それ自体が判断材料になります。
④活動が止まったとき、何をしてくれますか(相性が見える)
4つ目は、答えの中身ではなく答え方を見る質問です。前の3つが事実確認だとすれば、これは相性の確認になります。
お見合いが組めない時期は、ほとんどの人に訪れます。そのときにどう関わってくれるのかを聞くと、その仲人がふだん会員に何をしているかが出ます。写真を撮り直しましょうと言うのか、条件を見直しましょうと言うのか、まず話を聞きますと言うのか。
正解はありません。自分が言われて動ける言い方をする人を選んでください。仲人型は担当を替えにくいぶん、ここでの違和感を持ち越さないことが大事です。
- 連盟:どの連盟に加盟していますか。その連盟の会員に自由に申し込めますか
- 担当会員数:担当者ひとりで、いま何人の会員を見ていますか
- 成婚の定義:何をもって成婚とし、そのとき成婚料はいくらですか
- 止まったとき:お見合いが組めない時期が来たら、何をしてくれますか
1と3は書面で、2と4は口頭で聞いてください。1と3は契約内容そのものなので、口頭の説明と書面が食い違っていないかまで確認していただきたいところです。
この4つは、1社だけで聞いても答え合わせができません。2社目で同じ質問をすると、返ってくる答えの差でその相談所の輪郭が見えてきます。選ぶなら、加盟連盟が違う2社にしてください。同じ連盟の2社を比べても会える相手は変わらないので、比べる意味が薄くなります。
掛け持ちを考えるなら、加盟連盟が重ならない組み合わせを選んでください。同じ連盟の相談所を2つ契約しても、申し込める相手は増えません。
仲人型結婚相談所についてよくある質問
- 仲人型とデータマッチング型は、どちらが成婚しやすいですか
-
タイプごとの成婚率を横並びで比較できる公的なデータはありません。成婚率は各社が独自の定義で算出しているため、そのまま比べても意味が薄くなります。判断材料にするなら、成婚率の数字よりも「自分が相手を探し続けられるか」を基準にしてください。探す作業が続かない人は仲人型、自分で選びたい人はデータマッチング型が噛み合います。
- 小さい相談所に入ると、出会える人数が少なくなりませんか
-
加盟している連盟が同じであれば、出会える会員はほぼ同じです。IBJは公式サイトで「出会える会員様のデータベースは共通ですが、サポート方針や雰囲気は各相談所によって異なります」と説明しています。相談所の規模ではなく、加盟連盟を確認してください。
- 仲人と合わなかった場合、担当を変えてもらえますか
-
大手であれば担当変更に応じてもらえることが多いです。個人や少人数で運営している相談所の場合、担当が代表本人なので、実質的には退会して別の相談所に入り直すことになります。入会前に、担当変更ができるかどうかを確認しておくと安全です。
- 同じ連盟なら、料金が安い相談所を選んだほうが得ですか
-
出会える相手が同じである以上、費用だけで選ぶ考え方は成り立ちます。ただし仲人型で払っているのはサポートの費用なので、料金が下がればサポートの量も変わるのが普通です。安い相談所を選ぶなら、自分で相手を探して動けるかどうかを先に確かめてください。それができるなら、オンライン型のほうがさらに費用は下がります。
- 無料相談に行くと、その場で契約を勧められませんか
-
相談所にとって無料相談は入会の入口なので、案内があるのが普通です。断るのが苦手な方は、席に着く前に「今日は契約しません」と先に伝えてしまってください。それで説明の熱量や態度が変わるようなら、入会後も同じ関わり方になる可能性があります。無料相談は、相談所の側を試す場でもあります。
- 複数の連盟に加盟している相談所のほうがいいですか
-
申し込める相手の母数は増えます。一方で、連盟をまたぐお見合いは手続きや費用の扱いが連盟ごとに違うことがあるため、追加費用が発生しないかを確認してください。母数が増えることと、自分に合う人が見つかることは別の話でもあります。
諏訪義久(仲人士)からひとこと
会員数の多さで決めようとする方は、とても多いです。気持ちは分かります。数字は比べやすいですから。
ただ、その数字はほとんどが連盟のものです。相談所を選ぶというのは、仲人を選ぶことです。同じ会員に申し込めるのに結果が変わるなら、変えているのは間に立つ人しかいません。
だから無料相談では、サービス説明を聞くだけで終わらせないでください。うまくいかない時期にどう関わってくれるのかを聞いて、答えの中身より答え方を見てください。比較サイトの表に出てこない情報は、そこにしかありません。
それから、料金は必ず総額で確認を。私の相談所も含めて、仲人型は決して安い買い物ではありません。払う金額と返ってくるものが釣り合うかどうかは、契約前にご自身で判断してください。
※ この記事は、結婚相談所フォーマリッジ(日本仲人協会加盟)が運営するメディアの記事です。他社の料金・会員数は各社および各連盟の公式サイトの公表値を2026年8月に確認したもので、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。当サイトのコンテンツポリシーもあわせてご覧ください。
